水虫の治療

昔から水虫は治らないものとあきらめていませんか?水虫の薬を作ったらノーベル賞ものなんて言われた時期もありましたね。しかし良い薬がとうに開発され今や水虫は治る疾患になっています。自分のためにも家族や同居の方にうつさないためにも今度こそしっかり治しましょう。
水虫は真菌症の1つで人を好むカビの白癬菌が皮膚の角質に寄生したものです。カビの1種ですからやはりじめじめしたところを好み水虫と言えば足を連想しますが、白癬菌の感染は手や頭部・体部・陰部にも起こります。また白癬菌が爪に入ると爪白癬となり爪が肥厚混濁変形してきます。
さて治療ですが、まず皮膚科で真菌の検査を受けてください。その場で顕微鏡で見てすぐ判断がつきます。これで陽性なら抗真菌剤配合外用剤(つまり水虫用軟膏)を最低2ヶ月間患部より少し広い目に、入浴後1日1回塗り続けてください。また足を蒸らさず良く洗い清潔に保つように心がけてください。根気よく続ければ必ず治ります。問題は爪白癬です。爪を作る爪の根元の爪母と言う所に白癬菌が感染し爪の中に菌が入ってしまったものですから、皮膚への外用では治療が困難です。内服剤を3~6ヶ月間服用してください。長期の内服となり定期的に肝機能検査を受ける必要があります。爪が根元より少しずつきれいになってきますよ!爪の先の肥厚混濁した所はどんどん切ってください。もちろん皮膚の水虫にも効きますので外用剤は必要ありません。これで皮膚も爪もすっきりします。
肝機能の悪い方や高齢の方には白癬の爪に爪白癬専用の外用剤を塗れば治療できます。ただ足の爪は伸びるのに時間がかかりますので、場合により1年程度と長期の塗布が必要となります。
最後に感染の予防法ですが清潔に保つのが一番です。水虫の方が使ったサンダル・足拭きマット・爪切りなどには白癬菌が付着しています。これが足に付いたままにしていると感染が起こります。しかし付いたからすぐに感染するというわけでは有りません。白癬菌が皮膚に入っていくためにはかなりの時間がかかります。また菌が皮膚に入るのは湿度が高いほど入りやすくなります。1日靴と靴下を履いた足の湿度は90%にも達しますがそれでも菌が入るには1日半かかります。つまりたとえ菌が付着しても毎日入浴し足をしっかり洗って菌を取れば感染は起こらないと言うことです。軽く洗えば取れますが足の股の間まで、洗い残し無く洗うことが重要です。毎日入浴し清潔に保つことが感染予防にも重要なのですよ。