トレチノイン

今話題のトレチノイン(レチノイン酸)はビタミンAの誘導体で体内にもごく微量存在し、米国などでは広く使用されている医薬品です。
皮膚に塗布すると
A) 表面をピーリングする
B) 新陳代謝を促進する
C) コラーゲン産生を促進する
D) 皮脂腺の分泌を抑制する
などの作用があり
しみにはA,B)の作用で、ニキビにはA,D)の作用で、しわにはA,C)の作用で効果があります。レーザーと併用すると好結果を表す場合もあります。
注意していただきたいことは
1) 日本ではまだ医薬品として認可されていません。
2) 内服では催奇形性があります。外用では催奇形性はないとされていますが、念のため妊娠中は使用しないで使用中は避妊してください。
3) 刺激が強く発赤し皮がめくれますが、これが効いている証拠です。刺激を和らげるビタミンC誘導体ローションを使用します。
4) しみではハイドロキノンを併用し、また持続する必要があります。
5) 皮膚が紫外線に敏感になるため、日よけが重要です。サンスクリーンミルクを使用します。
6) トレチノインやハイドロキノンは不安定で熱や光に弱いので冷蔵庫に保管し、必ず1ヶ月で作り替えしてください。
7) 使用法を誤るとかえって悪くなります。必ず指示通りに治療や通院をしてください。
なお、以上の注意が守れない方は使用できません。
* 説明に納得された場合は以上の事項に同意されたものと見なします。よって注意を守らないでおきた不具合は全て患者さんの責任となります。
興味のある方は一度受診の上よくご相談ください。相談のための受診は保険がききますが、説明・治療は自費となります。自費料金は院内掲示か当院ホームページでご確認ください。